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2010年2月 9日 (火曜日)

中国:模擬実験でハッキングサイトの遮断に成功

下記の記事が出ている。

 China shuts down training website for hackers
 BBC: 8 February 2010
 http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/8503637.stm

模擬実験ではなく,実運用した場合にはどれだけの結果を出せるかは不明。むしろ,同一の追跡システムを用いて反体制活動家をあぶり出し,そのサイトを遮断するために用いられる可能性のほうが高いかもしれない。


[追記:2010年2月10日]

関連記事を追加する。

 McAfee Issues Internet Security Report As China Closes Hacker Gang
 China Tech News: February 9, 2010
 http://www.chinatechnews.com/2010/02/09/11547-mcafee-issues-internet-security-report-as-china-closes-hacker-gang

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コメント

キメイラさん こんにちは。

そういうことも絶対ないとは断言できないこと,あるいは,そのように疑われてしまうあたりが本当は最大の問題かもしれませんね。(笑)

ちなみに,この手の模擬実験は,予め「正解」が準備されているわけで,その正解にたどり着けなかったとしたら,そのことのほうがずっと問題なんじゃないかと思います。所詮実験ですので,実運用となると別の問題が生じますね。だからこそ,反体制活動家のサイトの割り出しなどのためにシステムと人員が転用されてしまう可能性を予測しているわけです。反体制活動家のサイトの検出は,ハッキングサイトの検出よりもはるかに容易でしょう。ネット攻撃対策という名目があれば,誰も反対しないで模擬実験と実運用を開始することができるでしょうしね。

ちなみに,米国でもサイバー攻撃の攻撃元を検出するための組織を構築し,そのためのシステムや部隊などを既に実装・配置済みだということは何度か記事で紹介しました。各国とも,国防やそれと密接な関連を有する情報セキュリティの分野では予算を惜しまないようです。

投稿: 夏井高人 | 2010年2月 9日 (火曜日) 10時18分

 中国のことだから,模擬実験用ハッキングサイトの品質偽装してんじゃないかと勘繰りたくなります。ネットに詳しくない文官官僚には,一見難攻不落の高品質高級サイトに見えて実はバックドアやクロスサイトスクリプティングでDDoSやrootedがやりたい放題とかw

投稿: キメイラ | 2010年2月 9日 (火曜日) 09時46分

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