米国司法省が,Google Booksは独占禁止法及び著作権法に違反するおそれがあるとの見解
下記の記事が出ている。
Justice Dept says Google books deal troubled
REUTERS: Feb 5, 2010
http://www.reuters.com/article/idUSTRE61405S20100205/p>
従前は主に著作権法上の問題点が議論の対象となってきたが,米国司法省が指摘したことにより独占禁止法上の問題点も明確とされたといえる。
独占禁止法に違反するのではないかという違憲はこれまでもあった。しかし,連邦政府レベルでそのような見解が示されたということが重要なのだ。
連邦司法省がこのような見解を示したことにより,問題となっているクラスアクションにおける和解の法的有効性にも疑問が生ずることになるわけであり,Googleが予定どおりに書籍データベースを公開し,検索サービスを提供できるようになるかどうかがクラウディなものとなってきたのではないかと思う。
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