« インテルもサイバー攻撃に晒されていた | トップページ | 米国:下院議員が,携帯電話の位置情報に関するプライバシー保護法案の提案を準備 »

2010年2月25日 (木曜日)

イタリア:Googleの元責任者に対し名誉毀損(プライバシー侵害)で有罪判決

ミラノの裁判所は,名誉毀損の罪で起訴されていたGoogleの元責任者らに対する公判において,有罪の判決をしたようだ。下記の記事が出ている。

 Google execs convicted for Italy autism video
 REUTERS: Feb 24, 2010
 http://www.reuters.com/article/idUSTRE61N2G520100224

Googleのビジネスは,米国では「違法ではない」と判断されるものかもしれない(←現実には,プライバシー保護団体などから厳しい批判に晒されている。)。しかし,欧州には欧州の法があり,日本には日本の法がある。インターネットはボーダーレスな通信を実現するための技術かもしれないが,その技術基盤の上で行われるビジネスは「人間の営み」の一つであり,そうである以上,各国の法に基づき適法とされるものでなければならない。

つまり,一般論としてだが,最もグローバルなビジネスは,(すべての国の法令に照らして適法でなければならないのだから)最も制約されたビジネスでなければならないことになるだろう。それがいやなのであれば,グローバルなビジネスをあきらめるしかない。


[追記:2010年3月1日]

関連記事を追加する。

 The Google Three, Italy and Silvio Berlusconi
 Guardian: 28 February 2010
 http://www.guardian.co.uk/technology/2010/feb/28/the-networker-john-naughton


[このブログ内の関連記事]

 イタリア:Google責任者の名誉毀損事件
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/google-ce1d.html

 スイス:Googleのストリートビューがプライバシーを侵害しているとして訴訟へ
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/google-dc63.html

 ドイツ:個人データ保護官が,Google Analyticsの利用は違法であるとして,Web上での利用をやめるように指示
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/google-analytic.html

 ドイツ:Google Buzzは個人データを侵害する違法なものであると消費者省大臣が断定
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/google-buzz-5ca.html

 Google Buzzはプライバシー保護法に違反するとして,EPICがFTCに対し調査を要求
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/google-buzzepic.html

 EU:Googleが独占禁止法違反で訴追される見込み
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/google-1a83.html

|

« インテルもサイバー攻撃に晒されていた | トップページ | 米国:下院議員が,携帯電話の位置情報に関するプライバシー保護法案の提案を準備 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« インテルもサイバー攻撃に晒されていた | トップページ | 米国:下院議員が,携帯電話の位置情報に関するプライバシー保護法案の提案を準備 »