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2010年2月27日 (土曜日)

Alexander Halavais, Search Engine Society

昨年購入したまま読んでいなかった『Search Engine Society』という書籍を読んだ。なかなか面白い。

 Search Engine Society
 Alexander Halavais
 Polity Press (2009)
 ISBN-13-978-0-7456-4214-7

内容は,検索エンジンの技術面及びビジネス面における記述が主なのではなく,検索エンジンというものが社会に対してどのように機能し,その結果として,人間社会がどのような影響を受けるかを考察したものだ。

色んな意見があり得ると思う。

私は,この書籍の最後の部分で将来の展望として示されていること,すなわち,検索エンジンがもたらすグローバル化によってローカルなコントロールが次第に意味をもたなくなってしまうという指摘は,そのとおりだと思う。

一読をお勧めしたい。

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