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2010年1月15日 (金曜日)

ロサンゼルスにある法律事務所が,中国からサイバー攻撃を受けたとして,中国政府及び中国企業を相手に巨額の損害賠償請求訴訟を提起

ロサンゼルスにある法律事務所がサイバー攻撃を受けて損失を被ったという事件について,攻撃の発信地が中国にあると特定した上で,中国政府及び中国企業を相手に巨額の損害賠償請求訴訟を提起した模様だ。

 L.A. Law Firm Reports Cyber Attacks
 Wall Street Journal: January 14, 2010
 http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704363504575002301498625456.html

この訴訟でも,仮に原告である法律事務所が勝訴判決を得たとしてもその判決に基づいて強制執行をすることは不可能と思われる。したがって,この訴訟は,多分に政治的意味合いの強いものだろうと推測している。


[このブログ内の関連記事]

 フィルタリングソフトGreen Damを通じて莫大な量のソフトウェアのコードを盗み著作権を侵害したとして,米国企業が中国政府と中国企業に対し提訴
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/green-dam-9de9.html

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