クラウドコンピューティングに対する関心は高いが、現実の需要は依然として低迷
ITビジネスや製造業者だけではなく,投資家からしてもクラウドコンピューティングサービスに対する関心と期待が非常に高いことは事実だと思われる。このブログは真理を伝えるブログなので(笑)世間の普通の「流れ」とは少し異なったことを書くことが多いけれども,世間の大半の企業はクラウドに浮かれている。しかし,クラウドに対する真の需要は,よほど無能で無力な中小企業でない限り,「可能な限り低コストのデータセンター」しかないと言っても過言ではないだろう。そして,クラウドベースであるにしろそうでないにしろ,データセンターサービスの提供がすでに大幅に供給過剰となっていることは既に何度も書いてきたことであるが,それゆえにこの分野における価格低下競争がますますもって熾烈なものとなることも明らかだろうと思われる。つまり,高収益をあげる可能性のあるビジネス分野ではない。いずれバブル的なものが崩壊するときがくることは間違いない。
このように考えていたら,世間にはまったく同じように考える人もいるのだということを発見し,少しだけ意を強くした(笑)。下記の記事が出ている。
Cloud Computing Interest Outweighs Activity
ChannelWeb: 1. 12, 2010
http://www.crn.com/storage/222300558
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