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2010年1月23日 (土曜日)

EU:空港での全身透視検査の導入を検討

下記の記事が出ている。

 EU considers full body screening in airports
 EDRI: 13 January, 2010
 http://www.edri.org/edrigram/number8.1/airport-body-scanners-europe

空港での全身透視検査の導入に関してはプライバシー保護団体等から強い批判がある。しかし,現下のテロ情勢などを考えると,空を飛ぶ運搬装置であり逃げ場のない環境である「飛行機」に搭乗する者の検査を厳格化することはある程度までやむを得ないことではないかとも考えられる。

ちなみに,私自身にとってはどうかというと,全身透視されても特に困ることは全く何もない。これまでも人間ドックで身体の隅々まで調べられたことが何度もあるが,仮にそのデータが外部に漏れたとしても困る要素は全然ないことをそのたびに確認している。マスコミなどは,面白半分で,美容整形(豊胸手術など)を受けている女性や,ボディピアスをつけている人などが困るのではないかと書いているけれど,(本人ではないので本当のことは判らないが)それを知られても困る人は意外と少ないのではないかというような気もする。そもそもへそ出しの服装で,ボディピアスを見せびらかせながら闊歩している女性をいくらでも見かけるし,自分の胸部をファッションの一種として理解し人工的に加工して楽しんでいる女性もいくらでもいるではないか。そのようなタイプの女性にとっては困ることは別にないだろう。そもそも最初から他人に見せている。
問題は,そのことを隠したいと思っている人々だ。隠したいことが検査装置の画面上では明らかになってしまう。そして,検査官は必ずその画像を目にすることになる。
そこで,画面を監視する検査官を隔離した場所に配置し,その検査装置を通過する人間の実際の「容姿」や「個人識別情報」等とのリンクができないようにすることができる適正な運用体制を確立すことによってこの問題を乗り切るしかないだろうと思う。また,画像を監視する検査官に対する検査も厳重なものとし,事前の身辺調査を徹底することは当然のこととして,画像装置が配置された部屋への入退室の管理を厳格化し,携帯電話やスマートフォンなどを含め,画像表示装置上の画像を撮影可能な装置を一切持ち込ませないようにするような工夫も必要だし,守秘義務に関しては最も厳格な対応をすべきことになるだろうと思う。そうしなければ,テロ対策のための要請と,個人の秘匿したい事実を保護すべき要請との間の適正なバランスを保つことができない。

とはいっても,この検査を受けることが(心情的には)あまり気持ちのよいことでないことは否定することのできない事実だと思う。私としては,今後は,どうしても必要な場合を除き,飛行機を使って旅をする機会をぎりぎりまで少なくすることになるだろうと思う。腰が多少痛くなっても,電車での長旅を楽しむことにしよう。

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