« Microsoftの戦略 | トップページ | フランス:ネット広告に課税の方針 »

2010年1月 9日 (土曜日)

Appleが新型タッチスクリーンを開発

Windows 7ではタッチパネル操作機能が強化されたし,他の企業のPCや電子ブックなどの電子デバイスでもタッチ操作方式がどんどん採用されている。かつて,シャープのザウルスが日本国だけでローカルにやっていたことが世界規模で大規模に展開されているという感じになってきた。そこで問題になるのは,タッチスクリーンの製造コストだ。これを安くしない限り,この分野での成長には限界がある。Appleは,この問題を解決するかもしれない新技術を開発したようだ。下記の記事が出ている。

 Apple Patent Application Could Presage Thinner Devices
 New York Times: Apple Patent Application Could Presage Thinner Devices
 http://bits.blogs.nytimes.com/2010/01/07/apple-patent-application-could-mean-thinner-devices/

私は,企業の全情報資産をパブリッククラウド内にある仮想コンピュータに入れてしまうことには大反対だ。しかし,これまではCD-ROMやDVDなどによって提供されてきたアプリケーションがネット経由で提供されるようになり,その提供のためのシステムとしてクラウドコンピューティングが用いられることそれ自体については特に反対しているわけではない。

ただし,情報セキュリティ上の問題はある。クラウドによる提供の場合,もともとのアプリケーションは1個だけなので,それがボットがウイルスに汚染されてしまった場合,あっという間にすべての利用者も連鎖的に汚染されてしまう危険性がある。日本でも米国でも既に大規模な実例があり,アプリケーションのネット提供に潜む危険性が誰の目にも明らかになりつつあると言える。現実問題として,当該アプリケーションの提供業務を担当しているのが零細で奴隷的な下請企業である場合,仕事に対するインセンティブがあがることはないし,意識の低下はもちろん情報セキュリティのレベルの低下に直結する。現実に起きた事故によってもそのことは証明されていると言えるだろう。

|

« Microsoftの戦略 | トップページ | フランス:ネット広告に課税の方針 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« Microsoftの戦略 | トップページ | フランス:ネット広告に課税の方針 »