Amazonは出版業も営むようになる?
Amazonはネット上の書籍販売業者として成長してきた。そして,現在では電子書籍の閲覧用装置であるKindleの提供者として知られており,そのシェアを世界規模で拡大しつつある。更に,このKindleをプラットフォームとして電子出版をする出版社へと発展しつつあるようだ。下記の記事が出ている。
Amazon takes Kindle self publishing global
Register: 15th January 2010
http://www.theregister.co.uk/2010/01/15/amazon_digital_text_platform_global/
私的な推測に過ぎないが,電子出版に関する限り,電子ブックが一定程度以上普及すると,確かに電子ブックをプラットフォームとする電子出版社が現実のものとなってくる可能性がある。同じことは新聞でも言えるだろう。
今後,世界規模で出版業界及び新聞業界の再編が始まるかもしれない。
なお,電子ブックがいかに普及しようとも紙の出版社がすべて消え去ることはないだろうと思う。問題は,「どのような条件を充足すれば紙の出版社が生き残ることができるか?」に集約されることになるのではないかと思う。
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