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2009年12月22日 (火曜日)

北朝鮮のハッカーが朝鮮半島に関する米国の軍事情報を盗み取ったらしい

下記の記事が出ている。

 North Korean hackers may have stolen US war plans
 Guardian: 18 December 2009
 http://www.guardian.co.uk/world/2009/dec/18/north-south-korea-hackers

詳細は判らないが,どうやら米国の機密情報サーバに問題があったのではなく,そこからダウンロードした韓国政府関係者が暗号化されていないデバイスにその情報を記録していたことから,容易に情報が盗み取られたということらしい。

情報セキュリティを考える場合,仮にシステムそれ自体が相当強度の安全性を保っていたとしても,そのシステムを利用する者の能力や意識の程度いかんにより,機密性が維持できなくなってしまうことがある。

また,同僚の中には一定確率で必ずスパイ(または,スパイから誘惑されたり脅迫されたりしている協力者)がいる。

したがって,(過失の場合を含め)人間系の問題が徹底的に管理・統制されていない限り,機密を完全に保持することは最初から不可能というべきだろう。

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