総務省: スマートクラウド研究会(第4回)配付資料
総務省のサイトで下記の資料が公開されている。
スマートクラウド研究会(第4回)配付資料
総務省: 2009年12月25日
http://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/whatsnew/index.html
その中の「(株)野村総合研究所プレゼンテーション資料」の「まとめ」の部分中に「政策に関しては、現時点で技術開発支援、産業育成まで明確に踏み込んでいる政府は少ないのではないか。多くは民間での開発に依存している」との記載がある。
しかし,この記述は,明らかに事実誤認だ。おそらく何も調査しないまま憶測で書いたのだろうと推測する(←単純にGoogleでニュース検索をしただけで,いくらでも関連記事がヒットする。また,直接の開発計画書だけではなく,クラウドコンピューティング等に関する(EUを含め)各国政府の情報セキュリティ,機密情報及びプライバシー保護関連の資料の中にも当該国の重要な産業政策が含まれている。それらを正しく読み取ることができないとすれば,そもそも調査結果として失格ではないかと思う。もちろん,各国政府の担当者と直接にコンタクトをとれば,もっと詳しいことが判るようになる。)。
そのほかの部分についても,あまりにも陳腐過ぎる。結論として,この委員会は有用なアプトプットを何も出していないと判断する。
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