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2009年11月18日 (水曜日)

T-Mobileの従業員が顧客情報を第三者に横流し

下記の記事が出ている。

 T-Mobile staff sold personal data
 BBC: 17 November 2009
 http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/8364421.stm

日本でもYahoo BBの事件などの類似の事件が明るみに出たことがある。また,行政指導を受けながら依然として何も改善していないプロバイダ等が存在していることも周知のとおりだ。目下のところ,事件の発覚件数は減少しているかのように見えるが,おそらく,紛失事故として報告されている事件の中には本当は横流し事件である場合が多数含まれているのではないかと疑いたくなることがある。

また,個人情報を第三者に横流しするやり方も巧妙化しているだろうから,経営者が本気になって真剣に事故発生防止にとりくむのでなければ事故の発生を防ぐことはできない。だが,昨今の経済状況の下では,そのための予算を確保することが難しいかもしれない。

結局,個人情報(個人データ)の保護のためには,法律上のペナルティを相当強化するしかないのではないだろうと思う。

少なくとも,顧客等の個人情報(個人データ)を横流しした場合,それが従業員の場合であれ経営者の場合であれ,(基本的には刑務所の中で)一生悔やみながら生きていかなければならなくしてしまうような程度の厳罰化が必要ではないかと思われる。

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