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2009年11月17日 (火曜日)

電車内での飲食

昔は,鉄道を利用して旅をするときには「駅弁」を食べることが大半の旅行者の楽しみの一つだった。つまり,鉄道は,それ自体として私的な飲食の場として機能してきた。これは,日本人の常識である。また,少なくとも私が欧州各国を旅してまわった際には,やはり鉄道列車の中で飲食している者を普通に見かけたから,(英国を含め)欧州の常識でもあるかもしれない。

しかし,そのような考え方は既に古いらしい。下記の記事を見つけた。

 通勤車内で飲食する大人たち すたれる公共マナー 寛大な風潮が助長か
 産経ニュース:2009.11.17
 http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/091117/sty0911170756000-n1.htm

時代が変わったのだろうし,新聞記者の世代も異なるのだろうから,まあそういうことでも良いだろう。腹が減っても黙って我慢すればそれでよいことだ。また,鉄道会社による飲食物の車内販売の売上が減少したとしても,それによる収入は最初から大した金額ではないだろうから,経営を圧迫し鉄道会社を破綻させるおそれは極めて少ない。

ただし,車内での飲食を問題にするのであれば,もっと厳しく対応してほしいことがある。例えば,次のことがそうだ。

 車内でのおしゃべり

 車内での音楽鑑賞

 車内での携帯電話利用

 車内でのPC利用

 車内での化粧

 車内での新聞立ち読み

・・・と書いてくると,きっと反感を持つ読者が多いだろう。

そう,みんな誰でも「自分だけは正しい」のだ。

しかも,東京での生活は非常に忙しいので,公共の場であれ何であれ,食事や電子メール送受信や化粧その他もろもろのことをしないと時間が足りないということがしばしばある。緊急避難とか難しい理屈を言うつもりはない。要するに,必要に迫られることがあることは否定できないというだけのことだ。

人間は,よほどの例外的な人物を除いては,それほど「立派」に生きることなどできない。

というわけで,「寛容」もまた大事なことではないかと思うのだが,どうも世間は「寛容」とは反対の方向に向かっているような気もする。本当は,メリハリが一番大事なのだが,そこまで考えるだけの精神的余裕がないのかもしれない。

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