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2009年11月30日 (月曜日)

インド:日々サイバーテロの危機に直面している

インドは必ずしも平和な国ではない。もともと国内には多数の部族が存在し(英国統治以前にはそれぞれの地域に国王並みの権力を有する有力者や豪族などが存在し,事実上の独立国のような様相を呈していた。),宗教上の争いに起因する不安定要素を常に抱えているだけではなく,パキスタンや中国などとの間の国境紛争が未解決のままとなっている。それゆえ,インドは,新興国として世界から注目され投資が集まっているとは言っても,本当に安全な投資先であるかどうかは不透明だといわざるを得ない。それに加え,過激なグループなどがインターネットを経由したサイバーテロを実行することが増加しているようだ。下記の記事が出ている。

 Cyber terrorism next big threat to India: Cyber security whizkid (With Images)
 Thaindian News: November 24th, 2009
 http://www.thaindian.com/newsportal/sci-tech/cyber-terrorism-next-big-threat-to-india-cyber-security-whizkid-with-images_100279193.html

サイバーテロは,普通のサイバー犯罪とは異なる要素を含んでいる。それは,サイバーテロが発生する背景として,減速として,政治的な紛争が存在するということだ。言い換えると,政治的な紛争に基づく攻撃手段の一つとしてサイバー攻撃がなされていることが多いと表現したほうが正確かもしれない。

現在の日本国は,四方を海に囲まれ,陸地続きの国境がないので,このような国際紛争というものに対して鈍感になり易い。

しかし,世界は平和ではない。

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