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2009年11月 9日 (月曜日)

ランと法と情報セキュリティの接点

法や情報セキュリティに関する問題は,社会そのものを構成する非常に重要な要素なので,これらの領域に関する事柄についてある仮説をたてたとしても,それを現実の社会の中で実際に実験してみることができない(もし予測できない結果が発生したり,実験による弊害が非常に大きい場合,とんでもないことになってしまうだろう。)。

自然科学に携わる者からすれば,そこらへんが社会科学や人文科学など文系学問の最大の弱点として認識されることになるだろう。

しかし,既に現実社会で動き始めている様々な出来事の中から類推して,ある検証をすることは可能な場合がある。

例えば,現実の人間のDNAを直接に操作するようなやり方で社会科学に属する仮説を検証するための実験をすることはあまりにも危険なことだ。しかし,園芸植物の遺伝子操作の実際を知ることによって,幾つかの結果を予測(シミュレート)することは可能と思われる。また,例えば,現実の世界においてどこか統一的な機関が商標権その他の知的財産権の名称やその優劣関係を独占的に判定し,かつ,どの国に対しても強制することができるとしたら,(現実の世界を前提にする限り)大変な混乱が発生するかもしれないし,現実的にはそのような強制力をもった組織を構成することは不可能なことだ。しかし,例えば,RHSのように,たかが1国のローカルな組織でありながら,国際的な支配権をもつ世界規模の組織による植物の名称に関する統一的・集中的な管理の実際を細かく検討してみると,そのような統一的・集中的な管理をすることによってどのような法的問題や弊害が発生するのかを明確に知ることができる。また,例えば,ある厳しい環境の中に一定の人数の人間を現実に住まわせた場合,(法的問題や情報セキュリティ上の問題を含め)どのようなことが発生するのかを実験することは,結果として非人間的で無残な結果を招くことが少なくないと思われるが,それを植物によって実験し,その結果から類推することは可能だ。

このような観点から,これまで何年かかけて非常に多種多様な植物(特にラン科植物)をかなり多数栽培し,観察してきた。金持ちではないので,やれることにはかなりの限界がある。しかし,自分の資金的能力,知的能力,体力,時間などが許す範囲内で,可能な限りの努力と工夫を重ね,かなり奇妙な実験を繰り返してきた。

そこから得られた知見は自分が予想していたところを大幅に上回る。

研究成果の一部は既に公表しつつあるが,論文を書いている暇を見つけるのが大変だし,そもそもこれまで集めた膨大な資料を整理して保管する場所も資金もない。

ある程度のところで実験を終了し,まとめに入らなければならない。また,論文に書くのは大変でも,自分の研究成果を大学の講義の中で活かすことは可能だろう。

そう思って,来年度から,これまで世界中のどの大学にも存在しなかったような全く新たなタイプの講義を開始することにした。

しばらくは,そのための準備に追われることになるだろう。

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