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2009年11月 5日 (木曜日)

総務省:IPv6によるインターネット高度利用化に関する研究会IPv6によるモノのインターネット社会ワーキンググループ議事概要

2009年9月24日に開催された第2回会合と2009年10月14日に開催された第3回会合の議事概要が公表されている。

IPv6によるインターネット高度利用化に関する研究会
 IPv6によるモノのインターネット社会ワーキンググループ(第2回会合)議事概要
 総務省: 2009年11月4日
 http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/chousa/ipv6_internet/20619_5.html

 IPv6によるインターネット高度利用化に関する研究会
 IPv6によるモノのインターネット社会ワーキンググループ(第3回会合)議事概要
 総務省: 2009年11月4日
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/chousa/ipv6_internet/20619_7.html

EUにおける同様の動きに歩調を合わせるための検討が中心になっているように思う。

検討自体は非常に重要なことであり,もっと積極的に進めるべきだろう。ただし,独自性がないと世界レベルでの競争に勝つことができない。

とはいえ,政府の審議会や委員会等の場で,参加各企業の最も重要な製品やサービス(手の内)を明らかにしてしまうことはできない。当然に同業他社によるパクリがあるし,抜け駆けもある。

というわけで,どうしてもこの種の審議会や委員会ではありきたりで微温的な議論に終わってしまいがちだ。とりまとめをする座長にしても,あまりことをあらだてることのない人が常に人選されているので,必ずそうなる。

他方で,世界をリードする国家戦略を構築しようとする場合,情報公開法がかなり邪魔な存在になってしまうことがある。また,民間企業の委員は各自の経済的利益を有するのは当然のことなので,自社が不利になっても良いような意見を口にすることは絶対にない。かと言って,市場と実務を知らない官僚や学者が机上の理屈をこねるだけではどうにもならない。したがって,国家戦略として何かをやろうとする場合,もっと別のやり方を考えないと駄目なのではないかと思う。

おそらく,民主的な自由主義諸国が中国の経済的成長現象に圧倒されつつある背景にはこのようなことがあるのではないかと考える。

もちろん,このような意見に対しては,「では,どうしてソヴィエト・ロシアは失敗したのだ?」という批判がある。確かにそのとおりだと思う。しかし,私が推測するところでは,中国の指導者達は,ソヴィエト・ロシアの失敗を教訓として,徹底的に研究し尽くしているのではないかと想像する。だから,ソヴィエト・ロシアと同じような失敗をする可能性はない。ただし,巨大な社会主義国がこれまで経験しなかったような要因によって,経済政策が全面的に失敗してしまう危険性はある。

どんなに優秀な人間でも「自分が考えることのできること」にはおのずと限界というものがある。他の人の上に立つ者は,常に自らの無能と非力を十分に知っている必要がある。自信過剰は滅びの第一歩なのであり,このことは歴史上の幾多の実例によって証明されている。

そのような意味で,デルフォイの神託とされる「汝自身を知れ」はいつの世にも金言となっているのだろうと思う。

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