Googleの次のターゲットは音楽と映画?
下記の記事が出ている。
Google seeks to turn a profit from YouTube copyright clashes
Guardian: 1 November 2009
http://www.guardian.co.uk/technology/2009/nov/01/google-youtube-monetise-content
GoogleがYou Tubeを対象にし,音楽企業などがコンテンツに埋め込んだウォーターマーク(電子すかし)を識別した上で,有料コンテンツにアクセスした者の行動を調査したところ,まとま利用者の大半は,その代金を支払って正規のCDやDVDを購入しているということだ(←この調査手法それ自体が各国のプライバシー保護法や個人情報保護法に違反している可能性があることは一応措くとする。)。そのため,Googleは,音楽コンテンツや映画コンテンツについて商業宣伝広告を付した上で,無料でコンテンツの提供をしても十分にビジネスが成立すると考えているらしい。本当にそうかどうかは判らない。
なお,この報道だけでは詳細が判らないけれど,Googleは「まともでない利用者」の行動パターン及び数に関する情報ももっているのだろうと思う。私個人としては,そのような情報のほうにより興味が沸く。たぶん,これまで音楽産業などから公表されている各種推計値とは相当に異なる数値が示されているのではないだろうか。もしそうでないとすれば,Googleが「十分にビジネス成立可能」と判断するわけがない。
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