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2009年11月 3日 (火曜日)

米国:GoInternetの元経営者が多数のネット詐欺罪について有罪の答弁

GoInternetというテレマーケティング企業の元経営者であるNeal D. Safersteinという者がインターネット詐欺の容疑で逮捕・起訴されていたが,有罪の答弁をした模様だ。詳細は,下記のとおり。

 President of Telemarketing Fraud Business Pleads Guilty
 FBI: October 30, 2009
 http://philadelphia.fbi.gov/dojpressrel/pressrel09/ph103009.htm

あくまでもこの事件とは一応離れて述べる一般論なのだが,ネット企業の経営者でも犯罪者となる潜在的可能性は常にある。この場合,その企業の内部統制は犯罪遂行を最適化するために機能することがあり得る。そのような場合においては,事業主体が適法で健全な者によって構成されていることを必須の前提とする現在のマネジメントシステムのモデルは,モデルそれ自体として破綻しているのだろうと思う。とりわけ,その企業が情報セキュリティ関連の第三者認証を受けている場合,当該認証をした機関は,(過失によるものとはいえ)その犯罪の遂行を容易にするために幇助したのと同じ結果を招いていることになる。つまり,現在のマネジメントシステムのモデルと組み合わされた認証システムというモデルも重大な欠点を有していることになる。

マネジメントシステムというやり方の問題点を正しく理解し,その欠点を克服するための新たなやり方を見つけ出さなくてはならない。

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