FTC:ブログの製品紹介記事に情報開示義務
米国FTCは,一般のブログが事実上の商業宣伝広告の機能を持っており社会的に無視できない存在になっているとの認識に基づき,ブログ上(ブログのタイトルまたは記事)で商品やサービスなどの紹介記事があった場合,その商品やサービスの提供者から金銭(報酬)を受け取っているかどうかを情報開示するか,または,その情報を開示しない場合には罰金とする内容の規則を定めるようだ。
ブログでの製品レビューに情報開示義務、米FTCがガイドライン改定
AFP: 2009年10月06日
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2650041/4725178
FTC Sets Endorsement Rules for Blogs
Washington Post: October 6, 2009
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/10/05/AR2009100503620.html
良いルールだと思う。
このようなルールが設けられることによって,詐欺的な商売についても少しは抑止的な効果を期待できるのではないかと期待したい。現実問題として,本当は企業の商業宣伝目的で開設されておりながら外見上は個人の私的なブログであるかのように装っているところがあまりにも多すぎる(←そのブログの運営者が商店主またはその従業員であることを明示している場合には問題がないだろうと思う。)。これは,消費者保護の観点からも大いに問題だろうと思う。ちなみに,利益をあげるためにそのような偽個人ブログを構築することを推奨するコンサルタントが少なからず存在するが,かなり問題のある行為なので関連各省庁は厳しく対処すべきだと思っている。
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