« Facebookのユーザが再びプライバシーの危機に直面している可能性がある | トップページ | 総務省:放送受信者等の個人情報の保護に関する指針の一部改正 »

2009年9月17日 (木曜日)

RSA:RFIDタグがプライバシー侵害を発生させるリスクが高まっている

下記の記事が出ている。

 RFID tagging could become a privacy nightmare
 IT Pro: 15 Sep 2009
 http://www.itpro.co.uk/615172/rfid-tagging-could-become-a-privacy-nightmare

当初から予測されたことではあるが,その懸念が現実のものとなっていることをRSAが証明したということになるだろう。

もちろん,多くのRFIDタグに関するプライバシー保護のためのガイドライン等が存在する。しかし,その大半は消費者向けの商品に付されているRFIDタグに関するものであり,日本国のガイドラインも同じだ。しかし,問題は,消費者向けの商品以外の物品に付されたRFIDタグによって得られる情報がユビキタスに収集され集中管理されることにある。そうした情報の大半は,他の情報と容易に照合され結合されたデータとして生成されることによって個人識別可能な情報となり得るものだ。しかし,個人情報保護法の解釈・運用上の不備により,日本国では個人情報保護の上での重大な問題があるという具合には認識されていないことが多い。少なくとも,この分野における研究者の大半は,この問題を理解するための技術情報を獲得することに積極的であるとは思われない。

|

« Facebookのユーザが再びプライバシーの危機に直面している可能性がある | トップページ | 総務省:放送受信者等の個人情報の保護に関する指針の一部改正 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« Facebookのユーザが再びプライバシーの危機に直面している可能性がある | トップページ | 総務省:放送受信者等の個人情報の保護に関する指針の一部改正 »