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2009年8月 8日 (土曜日)

酒井法子の事件とその報道に思う

私は,覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕状が出ている芸名酒井法子という女性と実際に会ったことは一度もないし,ファンだったことも特に興味をもったことも全くない。テレビ報道の中で「中国などアジア諸国ではとても人気の高い女性だ」と報道されるのを目にしても,「どうせ所属プロダクションかスポンサーがお金を出して演出し,製作したヤラセ報道のようなものだろう」くらいにしか思っていなかった。今回の事件を契機にして,事実そうだったらしいということを知り,むしろ驚いているくらいだ。それゆえ,私にとっては,今回の事件は,年間何百件も立件される覚せい剤事犯の中の一つであるのに過ぎない。

とはいえ,芸名酒井法子という女性には,非常に多数のファンが存在していたことを知っている。だから,今回の事件に驚愕し,落胆し,さらには怒りを覚えている人も少なくないだろうと想像する。

その後,彼女の裏面に関する報道が急増している。人はいったん落ち目になってしまうと,とことん叩かれてしまうし,隠しておきたい過去がどんどん暴かれてしまう。無残なものだと思う。

 のりピー結婚して変わった!?足にはタトゥー
 Biglobeニュース(スポーツ報知): 2009年08月08日
 http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/178/sph_090808_1782944812.html

 酒井容疑者、クラブで奇行…衣服を脱ぎ捨て踊り狂い
 Biglobeニュース(夕刊フジ): 2009年08月07日
 http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/737/fuji_090807_7370441460.html

 弟は先月逮捕 福岡東署覚せい剤使用容疑
 西日本新聞: 2009/08/08
 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/114070

一応「無罪の推定」があるので,現実に逮捕・起訴され,有罪の判決が確定するまでは断定的なことは何も言えない。

しかし,有罪の判決にならなくとも,世間をひどく騒がせる要素が存在する場合には,そのような者を最高裁の広報用の映像作品やポスターなどに用いることは避けるのが賢明というものだろう。

裁判員制度広報用の映像作品の出演者の中には,(机上の理屈としては)他にも同じような者が含まれている可能性が全くないとは言えないので,最高裁は,すべての種類の広報用DVD,ポスター,パンフレット等をいったん全面回収した上で,ちゃんと点検すべきではないかと思う。

企業の商業宣伝広告であれば,企業イメージが低下し収益が減少するというかたちで社会からペナルティを受けることになる。これに対し,税金でコンテンツを作成している最高裁は減収というかたちで社会からペナルティを受けることはないだろう。しかし,世間の目はそんなに甘くない。政権交代があるかもしれないという現下の政治的状況において,今後の対応を誤った場合,最悪の場合には最高裁長官や事務総局の責任問題に発展することも(机上の理屈としては)あり得ることではないかと考えている。

ちなみに,いわゆるロス疑惑の三浦事件及びそれに関連する報道に関して,「故三浦氏が提起した名誉毀損に基づく損害賠償請求事件の中の大半が勝訴判決で終わっている」という歴史的事実がある。各報道機関は,そのことを忘れてはならないだろうと思う。

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