う~~~ん,これは・・・
ちょっと必要があって,西田典之編『責任論とカード犯罪』を精読してみた。非常に多くの間違いを発見し,正直言って唖然とした。もちろん,誰にも間違いや誤解はあるし,この私だってそうだ。立場によって見解の相違があるのは当然のことだ。しかし,それにしてもひどすぎる。
例えば,121頁の注1には「いわゆるフィッシングも,詐欺罪の問題である。」と書いてある。しかし,財物または財産的利益の詐取を伴わない単純な情報(データ)の詐取だけでは,少なくとも詐欺罪が成立することはあり得ない。
その他類似の誤りが少なくとも30箇所以上ある。
全面改訂をすべきだろう。
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