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2009年7月28日 (火曜日)

Tort Law Textbook 2nd edition

名著とは呼ばれていないかもしれない普通の書籍をときどき読む。普通の感覚を忘れないためだ。

最近購入したままちゃんと読んでいなかったJohn Hodgson & John Lewthwaiteの「Tort Law Textbook 2nd edition」を読んでみた。

 John Hodgson & John Lewthwaite, Tort Law Textbook 2nd edition
 Oxford Univ Press (2009/6/30)
 ISBN-13: 978-0199287642

内容的には普通だし,特に啓発される部分もなかった。私の知的好奇心を鋭く刺激し,学問意欲を沸騰させるような部分はない。だが,演習問題のような感じで掲載れている「問題」がとても参考になった。要するに,質問の仕方が優れている。「教育とはこういうものなのだなァ・・・」と久々に痛感させられたのだった。

何しろ,最初の質問は予見可能性に関連する問題となっている。

本質論から考えてみると,不法行為は予見可能性に始まり,そして,予見可能性に終わる。その場面では,大陸法とコモンローの別などほとんど関係がない。

日本の大学における民法の授業の中でこのことを意識した授業がどれだけあるだろうか?

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