米韓のサイトに対するDDoS攻撃は深刻なものらしい
米国及び韓国の政府関係サイト等に対する攻撃は非常に深刻なものだとして連日報道されている。その内容の多くは,「DDoS攻撃によって,サイトへの接続が非常に困難または不可能になっていること」や「不正アクセスがあったこと」などを中心とするものだ。しかし,関連報道を検索していたら,潜在的な被害はそれだけにはとどまらないらしい。
米韓DDoSのボットネットワーム、感染PCのデータを消去する可能性
CNET Japan: 2009/07/13
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20396546,00.htm
このような攻撃から重要なデータを守るためには,やはり,情報ネットワークを用いて業務を遂行するという前提を崩さないのであれば,ネットワークを二重化し,重要なデータを扱うネットワークは閉鎖的なものとして構築・運用することとして,インターネットへの接続ができないようにすべきだろうと思う。「通信と関連するすべてのことがらについて,物理的な二重化または多重化を推進すること」,これをもってこれからの日本国政府の最も重要な政策課題とすべきだろう。
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コメント
キメイラさん こんにちは。
法律で義務化したほうが事業者としてもやりやすいことがいっぱいあるだろうと思います。(笑)
投稿: 夏井高人 | 2009年7月14日 (火曜日) 20時49分
多重系の冗長性(リダンダンシー/フォルトトレーランス)は,重要インフラの基本であって欲しいですが,民間主導だとコスト削減で犠牲にされやすいので,自動車・船舶・航空機のように三重系を法律で強制する必要が(以下略。
投稿: キメイラ | 2009年7月14日 (火曜日) 14時57分