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2009年6月 8日 (月曜日)

米国:空港での全身X線検査は中止になるか?

9.11以降,ホームランド・セキュリティの目的で,空港では旅行客の全身についてX線検査が実施されてきた。この検査装置を用いると,衣服を身につけていても裸同然の画像を得ることができるとされており,そのことがプライバシー保護団体などから強い批判を浴びてきた。ブッシュ政権が終り,オバマ政権となったいま,連邦下院では,このような検査を中止するための法案が可決されたらしい。

 米下院、空港検問での全身画像撮影を制限する法案を可決
 CNET Japan: 2009/06/08
 http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20394523,00.htm

私のような老人に近い中年オジサンであれば,その裸の画像に価値があるとは全く考えられないが,女性の場合は別だろうと思う。仮に検査官が特定の女性の画像に対して何らの興味・関心も抱かなかったとしても,そのような画像をモニタで確認できるということを当該女性が知ったならば,きっと憤慨するだろうと思う。

さて,日本の空港ではどうなっているのだろうか・・・?

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コメント

キメイラさん こんにちは。

一説によると、集団検診でのX線間接撮影の際の被爆による発がんリスクは、X線間接撮影によって発見できるガンの発見可能性というメリットを大幅に上回っているとか・・・

どこもかしこも怖いです・・・

投稿: 夏井高人 | 2009年6月 9日 (火曜日) 14時24分

 個人的には,CTスキャンXレイの被ばく量の蓄積の方が怖いです(閾値以下の連続被ばく)。かといってMRIにするとより精密画像で婦人団体はお怒りになるでしょうし,だいいち金属部品がMRIの電磁場に異常反応を示すので空港では使えないでしょう。

投稿: キメイラ | 2009年6月 9日 (火曜日) 10時23分

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