IPA:「iPhone OS」におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)の注意喚起
iPhon OSに脆弱性が発見されたらしい。下記の注意喚起が出ている。
「iPhone OS」におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)の注意喚起
IPA:2009年6月18日
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/documents/2009/200906_iphone.html
電話が,IP電話へと移行するということは,それと同時に,小型のPCであるIP電話装置に対するありとあらゆる攻撃がなされ得るということを意味する。このことは,どんなに頭の悪い人でも容易に理解できることだろうと思う。
私はIP電話絶対反対論者でずっと通してきたのだが,(いつものことながら)ひどい少数説だった。そして,日本国がその国策としてIP電話の普及推進を強力に実施してきたため,もはや後戻りできない状態になっているのではないかと思う。国がそのような政策を推進してきたことは,結果として,憂慮すべき事態の発生をも推進してきたことになる。そうである以上,国(及びこのような政策推進の実質的な担い手となってきた企業等)は責任をもって事態に対処すべき義務があるだろうと思う。
基本原理は非常に簡単だ。
「何でもかんでもインターネットに依存してはらない」
今からでも遅くない。冷静に考えた上で,方向転換を考えるべき時期にきているのではないだろうか。
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コメント
小倉先生 コメントありがとうございます。
このIPAの警告は,iPhoneのOSに発見された脆弱性に関するもので,日本で一般にIP電話と呼ばれている機械装置に関する警告ではありません。その点は,ご指摘のとおりです。
投稿: 夏井高人 | 2009年6月20日 (土曜日) 22時31分
ただ,これはIP電話に関する話題ではないように思います。
投稿: 小倉秀夫 | 2009年6月20日 (土曜日) 19時15分