« Facebookの脆弱性をついた不正アクセス | トップページ | 総務省:デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会中間答申案 »

2009年6月24日 (水曜日)

米国:消費者の行動のトラッキングに対するFTCの措置命令をめぐる議論

米国のFTCは,Sears Holdings Management Co.が実施していた顧客のWeb上の行動のトラッキングを違法であるとして,収集したデータの破棄などを命ずる措置を実施した。この措置命令について,トラッキングやマイニングを利用したマーケティングに積極的な企業等の側からは批判が出ているようだ。

 Sears To Settle With FTC Over Online Tracking
 Maeketing Daily: Jun 23, 2009
 http://www.mediapost.com/publications/?fa=Articles.showArticle&art_aid=108420

この議論はなかなか難しい。

しかし,顧客の行動履歴等をマーケティングに利用して商業的利益をあげたのであれば,その利益の分け前を当該行動履歴の本人である個々の顧客に分配してもよさそうな気がする。(笑)

ただし,実際には,このような行動履歴情報の収集と分析という手法によって大きな利益をあげることは難しい。一般に,人間の「行動」というものは,行動科学者達が想定しているほどには単純ではないのだ。その結果,このような手法を用いたアプリケーションやサービスやコンサルティングなどを提供する特定の人々(だけ)があくどい利益をあげるといういつもながらの陳腐な現象が常に観察可能となっている。

|

« Facebookの脆弱性をついた不正アクセス | トップページ | 総務省:デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会中間答申案 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/186875/45439152

この記事へのトラックバック一覧です: 米国:消費者の行動のトラッキングに対するFTCの措置命令をめぐる議論:

« Facebookの脆弱性をついた不正アクセス | トップページ | 総務省:デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会中間答申案 »