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2009年6月21日 (日曜日)

勃起不全治療薬の模造薬をヤフーオークションで販売していた者に対する損害賠償請求が認容された事例(大阪地方裁判所平成20年(ワ)6081号)

リリーアイコスLLCが販売する「シアリス」という勃起不全治療薬の模造薬を製造し,ヤフーオークションで販売していた者に対する損害賠償請求事件で,原告の請求を一部認容する判決がなされた。

 大阪地方裁判所平成21年5月21日判決(平成20年(ワ)6081号)
 http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20090526151319.pdf

インターネット上のオークションサイトでは,様々な「まがいもの」が売りに出されることがしばしばあるけれども,加害者に対して損害賠償請求がなされ,請求認容判決にまで至り,しかもその判決が公刊されることは意外と少ないかもしれない。

この種事案について考える上で参考になる判決例ではないかと思う。

なお,この事件は,インターネット上のオークションサイトを舞台とするものだった。しかし,偽薬は,オークションサイトだけではなく,それ以外の様々な経路でも販売され流通している可能性がある。あくまでも机上の推測としては,病院や薬局などでも偽薬が流通している可能性が絶対にないとは言い切れない。それゆえ,例えば,もし病院で勃起不全治療薬を処方されたのに何の効果もなかった場合には,もしかすると,場合によっては医師や薬剤師もそれと知らずに医師が偽薬を処方してしまっていることがあるかもしれないし,また,詐欺の目的で意図的に偽薬を処方していていることもあるかもしれない(←北海道において医師が関与した障害者給付関連の詐欺事犯その他類似の詐欺事犯が現実に存在するので,医師,薬剤師,ドラッグストアやコンビニエンスストア経営者等による詐欺事犯が絶対にないという保障はない。)。

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