ボットネットの実際
文字情報としては「ボットネットの脅威」を何度も目にするようになった。しかし,実感がわかない。なぜなら,文字情報しかないからだ。それが実際にはどのようなものであるのかを,より具体的なイメージで想像できるようになるのでなければ,単なる「文字」の上での脅威に過ぎないことになってしまい,いつまでたっても情報セキュリティのレベルが向上することはない。「文字」はシンボルまたはトークンの一種に過ぎず,それ自体としては「意味」や「概念」を直接に示すものではないので,当然と言えば当然のことだろう。
というわけで,情報セキュリティと関連する講義などを担当しながら,「どうやればもっと具体的なイメージを学生に伝えることができるか?」が日々の課題となってしまうことになる。
そんなことを考えながら,たまたまCNETの記事を漁っていたら,面白い記事を見つけた。
フォトレポート:知られざるボットネットの内側
CNET Japan: 2009/05/25
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20393505,00.htm
イメージ(写真)だけだが,ある種の標本箱であることは間違いない。これは教材として使うことができそうだ。
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