総務省:ソフトバンクに対する行政指導に対する対応状況に関する報告の公表
総務省がソフトバンクに対して行った行政指導について,ソフトバンクから対応状況に関する報告がなされたようで,その概要が公表されている。
ソフトバンクモバイル株式会社に対する行政指導に係る報告
総務省:平成21年5月25日
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban05_000017.html
従前は,行政指導がなされる場合でも,それがなされた事実それ自体が報道されることが珍しく,まして,行政指導の結果どうなったのかが報道されることは皆無だった。これは,マスコミ及びジャーナリズム全体の怠慢としか言いようがないことだと思う。
しかし,マスコミが何もしなくても,国(またはその機関)から必要な情報提供がなされるようになったので,それによって国民の「知る権利」が少しだけ充足されたことになると思う。
要するに,マスコミよりも国の機関のほうが多くの情報を国民に提供するという「大本営発表方式のほうが良い」とマスコミも考え,そのような事態を是認しているということなのだろう。
これは,一種の文化とでもいうべきか,あるいは,国民性の一種なのかもしれない。
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