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2009年5月 5日 (火曜日)

宗教の教祖をキャラクタにした格闘ゲームが非難を受けて消滅

オンラインの格闘ゲームは数え切れないほどの種類が存在する。しかし,格闘ゲームの中に出てくるゲームキャラクタはどうしても似たり寄ったりのものになってしまうため,利用者を集めるためには特色あるゲームキャラクタを作り出さなければならないことになる。これが行過ぎると,思わぬ非難を受けてしまうこともあり得る。とりわけ,政治と宗教がからむことは,本来ご法度ななずなのだが,無神経にもそういうところに手を出してしまうと大失敗の原因となる。イタリアでそのような事例があったらしい。無神論者であれば興味をもつことさえないかもしれないが,まじめに信仰心をもっている人々にとっては絶対に無視できない出来事もあり得る。そのような場合には,「単なるゲームの世界のことだから」で済まされるわけがない。

 ムハンマドやブッダら対戦…「宗教攻撃」とゲーム変更
 産経ニュース:2009.5.2
 http://sankei.jp.msn.com/economy/it/090502/its0905021053000-n1.htm

ちなみに,この問題と少し似たようなことは「児童ポルノ」の場合にも発生し得る。ビデオゲームであろうとアニメーションであろうと何であろうと,児童性愛者の性的好奇心を刺激し,その予備軍を醸成し,結果的に児童に対する性犯罪を増やす危険性がある場合には,「児童ポルノ」またはそれに類するものとして処罰されたり警戒されたりすることになるだろう。



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