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2009年4月17日 (金曜日)

Wikipediaの執筆者と読者に関する初の調査結果公表

Wikipediaの執筆者が誰であり,誰によって読まれているのかを正確に測定する方法は存在しないのだろうと思うけれど,世界規模での大規模なアンケートが実施されたということで,その結果が公表されたようだ。

 Wikipediaの利用者に関する初の多言語大規模調査、結果公表
 Internet Watch: 2009/04/17
 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/04/17/23186.html

実際にWikipediaに書かれているものをいくつか読んでみると,非常に精度が高く,学術論文に匹敵する内容のものが存在する反面,「これは・・・」と唖然とせざるを得ないようなものもあり,結論的には玉石混交と言わざるを得ない。ただ,カテゴリーやジャンルによってはほぼ信頼してよいものもある。結局,読み手の評価能力次第で有用な道具となったり,そうでなくなってしまったりするということなのだろう。

ちなみに,大学でレポートを提出させると,Wikipediaからコピペで安直に作成されたものが出てくるという例が各地で報告されている。実際,そのような例は存在する。しかし,私の実感としては,学生がそのようなことをする例は,世間で言われているよりもずっと少ないのではないかと思う。私は,仮に例外的な事例が存在したとしても,原則的には学生を信じて授業を実施したいと思う。

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