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2009年3月18日 (水曜日)

ニュージーランド:Googleが接続拒否されるかもしれない

著作権法は世界各国にあるが,すべてが同一の内容の法律となっているわけではないし,その運用・解釈も国によって異なっている。条約によって定められているのは骨格部分だけに過ぎない。従って,例えば米国では適法行為と解される行為であったとしても,他の国ではどうなるのかはわからない。

ニュージーランドでは著作権法の改正があったばかりなのだが,この改正著作権法の定めるルールによれば,Googleが提供するファイル共有サービスの一部が違法となる可能性があるという。そして,それに対するペナルティは接続拒否だ。ただし,本当にそうなるかどうかは分からない。仮に普通の法解釈上では違法行為とされるような行為であったとしても,いわゆる「政治決着」なるものがあり得るからだ。世の中,理屈だけで動いているわけではない。

 Google: Internet disconnection a "disproportionate" penalty
 ars technica: March 17, 2009
 http://arstechnica.com/tech-policy/news/2009/03/google-cutting-internet-access-for-p2p-abuse-disproportionate.ars

今後の動きに着目したい。

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