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2009年2月28日 (土曜日)

英国:基本的人権が重大な脅威に晒されている-テロ対策をめぐる議論

英国では,世界最先端とでも形容したくなるほどに過度にテロ対策が講じられているだけではなく,犯罪対策のための公衆道路や店舗などのモニター監視も一般的なものとなっている。これらは,テロや犯罪の抑止という目的の下でなされるものである以上,正当業務行為として違法性阻却となるという考え方が一般的だったようだ。しかし,最近開催された関連会議などの議論では,「見直し」を求める声が強くなってきている。それは,監視によって基本的人権が根本から奪われてしまっているということに対する反省に基づくものと言える。よりよきバランスを求め,振り子が逆方向に動き出しているのかもしれない。このような動きは,各国の政府関連から得られる情報だけでは判らないことが多い。公平に多方面から意見を聴取し続ける必要がある。そして,世界の情勢を正確に把握することは,本当に難しいことだと痛感する。下記の記事が出ていた。

 Campaigners stage liberty events
 BBC: 28 February 2009
 http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/7915479.stm

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