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2009年1月 7日 (水曜日)

中国:電子商取引の分野でクラウドコンピューティングの導入

中国では,既にIBMがクラウド・コンピューティングサービスを提供するために営業拠点を設定しているが,これとは別に,中国の企業であるアリババグループ(阿里巴巴集団)が南京にクラウドコンピューティングサービスを提供するための拠点を設置し,主に電子商取引の分野でクラウドコンピューティングサービスを提供する用意をしているとの報道がある。

 Alibaba Locates First Cloud Computing Center In Nanjing
 China Sorcing News: January 7, 2009
 http://www.chinasourcingnews.com/2009/01/07/57906-alibaba-locates-first-cloud-computing-center-in-nanjing/

 Cloud Computing in China: Chinese To Get E-Commerce Clouds
 Cloud Computing Journal: Jan. 7, 2009
 http://cloudcomputing.sys-con.com/node/800303

この報道だけではどのような物理要素をもつクラウドコンピューティングサービスが提供されるのかが全く判らない。しかし,中国有数のポータル企業がこの分野に乗り出したということだけは事実ではないかと考えられる。

中国は,社会主義の国家なので,システムアーキテクチャそれ自体が中央集権的であるクラウドコンピューティングの導入に適した国家ではないかとも思われる。

しかし,中国の経済が今後更に発展すると,例えば,コンフリクトのような法律問題を合理的に回避しながら適切にサービスを提供しなければならないことになっていくだろう。そして,そのようにしながら,まともにサービス提供しようとすれば,その前に検討し解決しなければならない課題が山ほどあるはずだし,そのためのコストも馬鹿にならないはずだ。適法性と企業継続性を完全に維持しようとする限り,クラウドコンピューティングサービスビジネスによって大きな利益を得ることは相当難しいのではないかと思われる(私の試算によると,通常は,大幅な赤字経営になるはずだ。)。

もちろん,法を無視し「イケイケムード」だけで突っ走るというのであれば,話しは別だし,また,単なるサーバ貸しのようなものに過ぎないものを「クラウドコンピューティング」と命名しているのであれば,話しが違ってくるのだが・・・


[このブログ内の関連記事]

 クラウドコンピューティングのセキュリティ
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-9049.html

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