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2009年1月15日 (木曜日)

ファイルシェアリングソフトを用いた意図的な個人情報の放流

Winnyなどのファイルシェアリングソフトを通じて,意図しない個人情報の流出が発生してしまうことは普通のできごとになりつつあるが,それが意図的になされることもあるようだ。下記の記事が出ている。

 神奈川県立高校の生徒情報、Winny上に再放流? 11万人分を確認
 Internet Watch: 2009/01/08
 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/01/08/22046.html

こういうことをやって一体どのようなメリットがあるのか想像に苦しむ。単に騒ぎを起こしたいだけなのかもしれないが,問題行動であることは間違いない。ただし,その刑事責任となると問題がないわけではない。少なくとも現行の個人情報保護法に定める罰則が適用される可能性は全くない(この点について重大な欠陥を有する法律であることは,これまで何度も述べてきたとおり。)。

「何」について刑事責任を問うことができるのかを慎重に検討する必要があるだろう。

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