Googleがいくつかのサービス提供を終了
Googleでは実に多様なサービスを提供してきたし,提供しようとしてきた。しかし,経営上問題のある部門を終了させ,今後サービスを提供しないことになったようだ。
米Google、「Google Video」のアップロード機能など6サービスを終了
Internet Watch: 2009/01/15
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/01/15/22105.html
Google Lays Off 100 Recruiters
New York Times: January 14, 2009
http://bits.blogs.nytimes.com/2009/01/14/google-lays-off-100-recruiters/
これらのサービスが企業のビジネス活動において大きな意味のあるものであったとは思われない。しかし,もし,そのサービス提供終了によって,そのサービスを使ってビジネス活動をしていた企業に大きな打撃を与えるような場合には,法的な問題が生じ得る。もし,その支障の程度が大きければ,事業継続性にも重大な問題を発生させ得る。
通常は,約款によって免責ということになるのだろうけれど,今後は,約款の有効性を含め,そのような場合の法的問題の解決に関する検討がなされるべきだろうと思う。
同じようなことは,一般論として,クラウドコンピューティングとの関連でずっと書いてきた。
情報資産を自分のところで保有・管理するのではなく,どこか雲の中のサイトに全部預けてしまうようなことは自殺行為に等しいと思う。雲の向こうにはならずものが跋扈するスラム街しかないという情報セキュリティ上のリスクがあるだけではなく,あくまでも人工的に構築されている雲なので,その運営者が「やめる」と判断すれば,瞬時にして消え去ってしまう雲だからだ。
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