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2008年12月 1日 (月曜日)

情報セキュリティに関するサイバーエデュケイション

米国フロリダ州では,州務長官(Attorney General)が中心となって,中学生及び高校生に対し,インターネットを通じた情報セキュリティ教育を実施している。2008年1月から11月までの間にその授業を受けた生徒の数は7万5000人に及んでいるとの報道があった。

 Florida Education Commissioner Announce Statewide Cybersafety Challenge
 Attorney General of Florida: January 17, 2008
 http://myfloridalegal.com/newsrel.nsf/newsreleases/28B0D7A922D6918C852573D3006D4DF7

 75,000 students get 'cyber education'
 pnj.com: November 26, 2008
 http://www.pnj.com/article/20081126/NEWS01/81126017

この教育プログラムは,全部で50分ほどのものであり,インターネット上でリアルタイムで実施されるものだという。

日本でパラレルを想定するとすれば,都道府県知事が中心的な責任者となり,自治体警察のサイバーポリスが企画・実施するインターネット経由の情報セキュリティ教育プログラムという感じになるだろうか。

それにしても,中学生や高校生に対して分かりやすいコンテンツを50分番組として構成することはかなり大変なことではないかと思う。

ともすると,どこかの権利保護団体の後押しによって「コンテンツの違法コピーはやめましょう」のような番組だけになってしまいがちだ。もちろん違法コピーはよろしくないし,そのことを生徒達に教える必要はある。しかし,もし本当にそれだけで満足しているのだとすれば,いかにも貧しい知能しかない国民を育てることになってしまう危険性がある。

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