« 犯罪対策閣僚会議:犯罪に強い社会の実現のための行動計画2008 | トップページ | 米国の電池産業 »

2008年12月29日 (月曜日)

ベライゾンがサイバースクワッティング訴訟で勝訴

日本だけで生活しているとベライゾン(Verizon )という名を目にする機会はそう多くはないが,米国にいればその名を目にしない場所がないくらい著名な企業だ。それゆえに,Verizonの名を使ったドメイン名を先に登録して高額の買取を要求するサイバースクワッティングの例も多い。2008年12月16日,カリフォルニアの裁判所は,ベライゾン勝訴の判決をしたようだ。

 Verizon Wins $31 Million Judgment in Cybersquatting Case (PC World)
 Yahoo: Dec 26, 2008
 http://tech.yahoo.com/news/pcworld/20081227/tc_pcworld/verizonwins31millionjudgmentincybersquattingcase/p>

日本でも,かつてサイバースクワッティングが横行したことがあり,多くの訴訟が提起された。ドメイン名を先に登録した者は,それによって巨額の利益を得ることができる考えたかもしれない。しかし,中にはたまたま同じ名前だというだけのことで,不当な目的ではないものもあっただろうと想像される。初期のころには,そもそも「ドメイン名とは何か?」という初歩的なことが裁判所に理解されていなかったこともあり(例:「ジャックス事件」第一審判決),おかしな判決もないではなかった。最近では,日本でも米国でも,そのドメイン名で含まれる名前で実際にビジネスをやってきたかどうかといった実質をきちんと判断するようになってきていると思う。それでもなお,大企業が小企業や個人よりも優位的になるという傾向がないわけではない。きちんとした代償が支払われるべき事案なのにサイバースクワッティングとして扱われてしまう例もある。これはよくないことだと思う。正しい判断基準に基づいて証拠調べをきちんとしなければならない。

|

« 犯罪対策閣僚会議:犯罪に強い社会の実現のための行動計画2008 | トップページ | 米国の電池産業 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ベライゾンがサイバースクワッティング訴訟で勝訴:

« 犯罪対策閣僚会議:犯罪に強い社会の実現のための行動計画2008 | トップページ | 米国の電池産業 »