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2008年12月 5日 (金曜日)

EFF対AT&Tの訴訟の現況

ブッシュ政権の下において,9.11以降,国防のための諜報活動を円滑に行い,テロリズムと闘うためという大義名分で多数の立法がなされた。その中には,電話会社が諜報機関による一般市民に対する調査活動を支援したことについて,電話会社の損害賠償責任等を免除する条項をもつ法律もある。EFFは,これらの法律が合衆国連邦憲法に違反するものだとして多数の訴訟を提起してきた。現在,その訴訟はまだ進行中なのだが,非常に難しい論点を含む訴訟だということができる。

 Judge Mulls Constitutionality of Telecom Immunity Law
 e-Commerce Times: 12/03/08
 http://www.ecommercetimes.com/story/Judge-Mulls-Constitutionality-of-Telecom-Immunity-Law-65352.html

最近,米国でも日本でもCIA関係の書籍の売れ行きが良いそうだ。その中でも特に注目されているのがティム・ワイナー(Tim Weiner)氏が書いた『CIA秘録』(Legacy of Ashes: The History of the CIA)という本だ。私はまだこの本を読んでいないのだが,伝聞によれば,この本の中では,日本国の首相や経済界のリーダーの中にはCIAのエージェントがいたということや自由民主党がCIAから巨額の政治資金の提供を受け続けてきたということなどが述べられているそうだ。もしそれが事実であるとすれば,なぜ日本が米国の属国であり続けるのかが非常によく理解できることになる。

それはさておき,米国においては,ティム・ワイナー氏のような人が正々堂々とCIAがやってきたことを明るみに出す書籍を刊行し,あるいは,上記記事のようにEFFのような団体が訴訟を提起して裁判所の判断を求めているというのに,現在の日本の状況は一体どう表現したらよいのだろうか?

あまりにも悲しい現実に語るべき言葉を失ってしまう。

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