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2008年11月27日 (木曜日)

Visual Studioの利用者は特許侵害に直面するかもしれない

マイクロソフトのVisual Studioに用いられている技術について特許侵害があるとして,WebXchangeという会社がVisual Studioの利用者である企業に対して,カリフォルニア州サンフランシスコ地区裁判所に訴訟が提起されている。マイクロソフトは,これらの企業を助けるために訴訟に参加せざるを得ない状況になっているようだ。

 Visual Studio Users Face Patent Threat
 Information Week: 11, 25, 2008
 http://www.informationweek.com/news/software/development/showArticle.jhtml?articleID=212200478

日本でもソフトウェア特許が認められるようになり,様々な特許が申請されている。しかし,著作権の場合には進歩性がなくても創作性があれば権利として認められるのと異なり,特許の場合には,進歩性や有用性等の要件が十分に満たされていないと後になって特許無効になることもあり,しかも,類似のソフトウェアの場合と比較して機能面でどうしても似てしまうのが普通なので周知技術から容易に連想可能なものとして判断される傾向があり,なかなか面倒な世界だ。

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