ストリートビュー悪用の可能性
今回の元厚生省局長等の殺人・殺人未遂事件で実際にそうだったのかどうかは分からない。
しかし,机上の議論としては,ストリートビューが犯行計画を練る上で非常に重宝な道具となり得ることは明らかだと思われる。
まず,現役の公務員については職員録のようなものがあるから,何らかの方法でそれを入手することができれば,現在の実際の居住地を知ることができる。これに対し,退職者の場合には,過去の職員録を名簿業者から入手できるほかネット上でも比較的容易にそのコピーを入手することができるらしい。ただし,退職者については在職中の職員録等に記載されていた住所に現在でもなお居住しているのかどうかは分からない。
ところが,グーグルのストリートビューを上手に使用すれば,玄関先に掲げられた表札の画像から,たとえそれにモザイク処理がなされていたとしても,おおよその見当をつけることができるだろう。
かくして,退職者についても現時点での居住地を割り出すための非常に便利な道具であることになる。
日本国政府は,直ちに,ストリートビュー及びそれと関連するすべての企業活動を全面的に禁止し,撮影されたすべての画像を直ちに完全に消去させるようにすべきだと思う。
なお,このようなストリートビューを用いた現在の居住地の割り出しから逃れるためには,マンションに居住するのが良いと思われる。マンション内の通路の中まではカメラを搭載した自動車が入り込んでくることはないだろう。したがって,身の安全を考えたい人は,直ちにどこかのマンションに転居すべきだろうと思う。
ただし,マンションの入口から覗き込めば居住者の郵便受けに記載された氏名などが見えてしまうような構造のところは駄目だ。また,1階にある部屋の場合,部屋の窓の中の様子が撮影されてしまう可能性がある。加えて,大通りに面した部屋だと,遠くから撮影すると高層階でも窓の中の様子が撮影されてしまう可能性がある。したがって,どの角度からも撮影されにくい部屋(逆から言うと,部屋の窓からの眺望がすこぶる悪い部屋)がお勧めということになる。
[追記:2008年11月29日]
関連する記事を見つけたので,追記する。
元次官宅襲撃:ネットで現場「下見」 駐車場など検索
毎日jp: 2008年11月29日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081129k0000e040064000c.html
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