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2008年11月21日 (金曜日)

経営陣の無関心

経営者や指導的立場にある人々の中には,どういうわけか「自分だけは大丈夫」と信じている人がいる。このことは古今東西を問わない。

どうして何らの根拠もなしにそのように信じることができるのかはよく分からないが,事実は事実として受け止めざるを得ない。

夜なべ仕事にちょっと疲れてネットで最新の記事を漁っていたら,下記の記事をみつけた。

 情報セキュリティ団体がオバマ次期政権に政策変更を提言
 Computer World: 2008年11月20日
 http://www.computerworld.jp/topics/vs/127769.html

この記事によれば,Internet Security Alliance(ISA)が「企業の上級幹部のおよそ半分は,サイバー攻撃によって自社が被った損害額さえ把握しておらず,その3分の1の企業がファイアウォールを使っておらず,半数近くの企業が暗号技術を使っていない」ということだ。企業でさえこのような状態なのだから,一般市民のレベルとなると相当恐ろしい状況になっていると推測してもそんなに間違っていることにはならないかもしれない。

この記事の中に出てくるISAの提案が正しいかどうかは分からない。

しかし,「根拠のない自信」などまるで無意味・無力であることだけは確実に言えるのではないかと思う。

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